症状
激しいいびきと、睡眠中の呼吸が10秒以上止まり、再度激しいいびきが始まる。
その繰り返しが見られます。
本人はなかなか気づかないため、周りの人の注意が必要となります。
昼間の症状
十分に睡眠がとれなくなるため、日中眠気に襲われる。
そのため、居眠りをしたり、車の事故などに繋がる場合もあります。
また、集中力が欠けたり、慢性的な睡眠不足からうつ傾向に陥ったりすることもあります。
体への影響
睡眠中に呼吸が抑制されるため、回数が増えてくると、体内の酸素不足も深刻になってきます。
治療をせずに放置しておくと、循環器系や呼吸器系に影響を与え、身体に様々な障害(高血圧、不整脈、心不全、突然死)が出てくると考えられています。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の診断装置の夜間貸出を行っております。
ご希望の方は、お申し出下さい。
(携帯用睡眠時無呼吸検査装置)
(酸素飽和度モニター)
リストバンド式で、一人でも簡単に装着できます。
設定により、自動スタート・自動ストップが可能。センサを装着するだけで測定できます。
治療法
★CPAP(シーパップ:経鼻的持続陽圧呼吸法)
夜間睡眠時に鼻マスクを装着して、空気を持続的に送り、上気道の閉塞部位を押し広げることによって「いびき」や睡眠時無呼吸を消失させる方法です。
★口腔内装置(マウスピース)
軽症の無呼吸症候群の場合に用いられる治療法です。
夜間に口の中に装着することにより下顎を前に出した状態で保持し気道を広げることで、いびきが軽減します。
★手術
扁桃腺の大きい方や軟口蓋が大きい方は、手術が必要になりますので、後方支援病院へ紹介いたします。